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「なんだかしっくりこない」の正体は、床だった。15畳LDKを「趣のある落ち着く部屋」に近づけた2つの提案

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「なんだかしっくりこない」の正体は、床だった。15畳LDKを「趣のある落ち着く部屋」に近づけた2つの提案

Overview

この事例について

ご相談者
I様/戸建て/夫と子どもとの3人暮らし
ご利用プラン
インテリアコーディネート フルサポートプラン
主なお悩み
床の質感/飾る収納の置き場/動線/ダイニングの買い替え
ご提案の範囲
リビング・ダイニング

お客様の状況・お悩み

I様は、15畳のリビングダイニングにお住まいです。家具はナチュラルなテイストでそろっていて、一見まとまっているのに、「なんだかしっくりこない」「趣(味わい)が足りない」と感じていらっしゃいました。

目指したいのは、ナチュラルで趣があり、ほっと落ち着く空間。色味は抑えめでも、おしゃれに見えるお部屋です。

そしてもうひとつ、具体的なお悩みがありました。

  • ドア横の加湿器まわり、またはテレビ台の横に、雑貨を飾れるシェルフを置きたい
  • でも、そこが本当にふさわしい場所なのか分からない

「好きな雰囲気はあるのに、何を変えればそこに近づくのか分からない」。そんな状態からのスタートでした。

リビングダイニング全体を真上から見た3Dパース

提案内容

今回は、「今の持ち物を活かして整える案(パターン1)」と、「理想のイメージに合わせてアイテムから見直す案(パターン2)」の2つをご用意しました。どちらも3Dで完成イメージをお見せしながら、一緒に考えています。

「趣が足りない」理由は、床にありました

光沢があって節のない床は、清潔感がある反面、どうしても無機質な印象になりがちです。床の質感が変わると、お部屋の深みは大きく変わります。

そこで、床材そのものを替える案と、今の床を活かす案を、メリット・デメリットとあわせてご提案しました。今の床を活かす方法として選んだのが、「貼って剥がせる木目シート」です。節のある落ち着いた色合いを3Dで再現してみると、「ぐっと趣が出た」と感じていただけました。

飾りたいものを聞いてから、シェルフを「キャビネット」に変更

「どこに置いたらいいか」というご相談でしたが、まず、飾りたいものを詳しくお聞きしました。すると、飾りたいものは意外と少ないことが分かりました。オープンシェルフだと、かえって寂しく見えてしまうかもしれません。

ドア横にシェルフとフロアライトを置いた3Dパース

そこで、飾るスペースと収納を兼ねられるキャビネットをご提案しました。置く場所は、「見栄えを重視するならお部屋の顔になる場所」「居心地を重視するなら、いちばん癒やされる場所」の2つの判断軸で整理し、I様は後者を選ばれました。

よく座る場所から見える位置に置き、横にフロアライトを添えて、ウッドの家具の間にほどよい余白とリズムをつくっています。

テレビ台横にシェルフを置いた3Dパース

質感と「抜け」でつくる、癒やしの特等席

ソファとテレビボードの配置はそのままに、素材と小物を見直しました。

  • ラグは色ではなく、柄と織りの表情で趣を出す。立体感のある素材で、陰影と奥行きを生みます
  • ソファ横の観葉植物には2つの役目があります。高さで視線にリズムをつくることと、背後にあるコンセントの配線をさりげなく隠すこと
  • サイドテーブルにはテーブルライトを添えて、座ったときの目線の高さに柔らかい光が来るように
  • ソファ後ろの壁には、表面に立体感のある抽象的なアートを。高い位置に植物を吊るすと、視線が上へ抜けて、空間が垢抜けます
グレーの壁面にソファとテレビを配した3Dパース
テレビ横にテーブルランプを置いた3Dパース
ソファ上のアートとブラインドを映した3Dパース

動線を見直して、暮らしにゆとりを

ダイニングテーブルは「すぐではないけれど、いずれ新しくしたい」とのことでした。そこで、買い替えを見据えながら、まずは配置から見直しました。

カウンターに付けていたテーブルを、部屋の中央に移動する案です。これまではドアから入ると、階段や窓際を回ってリビングへ向かう遠回りの動線でしたが、ドアからリビングまで、まっすぐ進めるようになります。気になる通路の幅も、3Dで確認しながら整えました。

ダイニングテーブルを部屋の中央に配置した3Dパース
窓側から見たダイニングの3Dパース
家具の配置を真上から見た3Dパース

パターン2:質感や形を変えた、もうひとつの選択肢

同じ配置のまま、床材・ラグ・ソファ周りの小物・キャビネットの位置を変えた案もご用意しました。

  • キャビネットをドア横に置くと、ソファからも目に入り、部屋に入った瞬間の景色が整います。壁のコンセントの配線も、自然に隠れます
  • 天板にテーブルライトを置いて、収納を「インテリアの見どころ」に
  • アートは壁に掛けず、床や棚に立てかけてコンセントの前へ。配線を隠しながら、こなれた雰囲気に
  • テレビや加湿器などの家電は、テレビ横のボリュームのある観葉植物で視線を分散。重たい印象をやわらげます
ドア横のキャビネットとテーブルランプの3Dパース
キャビネットで配線を隠した3Dパース
アートを床に立てかけてコンセントを隠した3Dパース
テレビボードまわりに照明と観葉植物を加えた3Dパース
観葉植物で高さを出したテレビボードまわりの3Dパース
フロアライトとソファを組み合わせたコーナーの3Dパース

理想の「柔らかさ」に近づく、円形ダイニング

将来の買い替えを見据えて、円形ダイニングテーブルの配置もシミュレーションしました。I様が目指すのは「柔らかさ」や「リラックス感」のあるお部屋。今のお部屋は四角いラインが中心なので、角のない円形を1つ加えると、直線と曲線の対比が生まれ、やさしい空気感が出ます。通路の幅や動線もあわせて確認しています。

円形ダイニングテーブルを置いた3Dパース
窓際に円形ダイニングを配した3Dパース

変化・結果

提案資料をお渡ししたあと、I様からこんなお声をいただきました。

「ナチュラルな趣きの中にすっきり感、ものすごく刺さりました。自分の好きが言葉で明確に分かりスッキリして、よりどんなインテリアにしたいかが分かりました」

「コンセントを隠すアイデアや、テレビボード横にシェルフを置いた際の馴染ませ方など、自分には思い付かない事だったので、教えて頂けてとても嬉しかったです」

お渡しした資料は、毎日じっくり読み返してくださっているとのことでした。

そして、すでに小さな変化が始まっています。

  • 床:木目シートのサンプルを取り寄せ、届き次第、実際に試される予定です
  • ダイニング:提案した丸いテーブルを見て、「やっぱり丸みのある方が好き」と改めて気づかれました。すぐの買い替えは難しいため、まずは今のテーブルを窓側に少し寄せてみたところ、「前よりバランスが整った気がする」とのことです
  • アイテム:ご提案したアイテムは、忘れないようにお気に入りに保存してくださっています

ちなみに、2つのパターンはどちらも好みで、「どういう形にするか、まだ迷っている」とのこと。それでいいのだと思います。今回のご提案で大切にしたのは、どちらかが正解、という考え方をしないことだからです。

  • パターン1:今ある持ち物を活かして、視線や動線を整える
  • パターン2:理想のイメージに合わせて、アイテム選びから見直す

迷う時間も含めて、「毎日を過ごす場所が、あなたにとって一番の癒やしの空間になる」ことがゴールです。心地よさの正解は、ひとつではありません。

「家具はそろっているのに、なぜか落ち着かない」「何から変えればいいのか分からない」。そんな感覚があるなら、それは、インテリア相談室でご一緒できる出発点です。まずは気になっていることを、聞かせてください。

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